アート作品としての人形

前回の記事で紹介したように、

マグリットの絵画では「デペイズマン」が特徴的でした。

現代の創作人形においても、それはしばしば見受けられます。

(原点としてはハンス・ベルメールによる身体のアナグラム的置き換えですが。)

 

身体部位の置き換えや、異物との結合など。。

表現媒体が人形という時点で、既にシュルレアリスムの領域であり、

どんなに可愛い人形でもそのような側面を持ち合わせていると私は思います。

 

日本の球体間接人形は、その系譜をみてもわかるように

工芸的な要素が多く含まれていますが、

私はどちらかというとアートの領域で人形を作っていきたいと考えています。

ちなみに海外では創作人形をArtDollと表現しています。

 

人形=シュルレアリスムというわけではありませんが、

過去の巨匠たちのシュルレアリスム作品から学べる事は膨大にあるのではないでしょうか。

 

つまり、何が言いたいのかというと、

マグリットのような「目に見える思考」「問いの投げかけ」を人形でできるようになりたい。

という事です。

 

本来の人形はそれ自体に意味はなく、

何者かが、願いや祈りを込める物です。

そうして儀式や呪術に人形が使われてきました。

 

創作人形であっても、

所有者または閲覧者が人形と対峙して、本当の意味や存在価値が生まれます。

1つの人形から閲覧者はそれぞれ違う印象を受けると思いますが、

それは、そのときの心象を反映させていることでしょう。

 

作者の個性や哲学が組み込まれたヒトガタとして、創作人形があるとすると、

1つの問いに、各々の心象を反映させた多数の答えが存在する。。

そのような人形作品が作れたら面白いと考えています。

 

まだうまく表現できませんが、

技術だけでなく、哲学やアートについて

もっと勉強しなくてはいけませんね。

 

 


にほんブログ村 美術ブログ 創作人形(美術)へ


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


CAPTCHA