人形の展示構成や見せ方について

今回は、展示の構成や見せ方について

個人的に思っている事を書きます。

 

結論から言うと、

人形だけでなく什器にもしっかり気を配るべきです。

気を配るどころか、作品に合わせて制作すべきです。

特に人形作品は。

 

 

さらに、

展示している空間、その会場全体まで意識を向ける必要があります。

 人形展に行くと、

よくベロア生地などをドレープさせて展示している光景を見ますが、

僕は、それがあまり良いと思いません。

安易だなぁと思ってしまします。

しっかり作品と向き合って、

表現の延長として生地をつかった展示構成をしているのなら良いですが、

有り合わせ、埋め合わせにしか見えない場合は、

たとえ人形が良くても、残念な気持ちになってしまします。

場所や環境で致しかたない場合も多いと思いますけれどね。

 

人形は本来、独自の背景を持っているものですから、

(いや、実際には見る側が背景を想像し人形に付与するのですが、)

空間に作品をぽつんと置くだけでは、その人形が可哀想。

作品を産み出した作家がその子の文脈を作ってあげるべきだと考えています。

 

 

”空間に作品をぽつんと置くだけでは、その人形が可哀想。”

  ⬇︎

だから布で雰囲気を出す。

これでは、空間の埋め合わせになってしまい、人形のためとはいえません。

そうではなく、もう一歩踏み込んで、

その人形のストーリーを展示に表せばよいのです。

少女人形ならば、

その子が過ごした部屋、座った椅子、好きな色、好きな場所、好きな光景…

すこし考えただけでもいろいろ出てきます。

 

 

しかし

催事場での展示やギャラリー以外の展示では

できることも限られてきます。

布を使えば簡単に広範囲を

自分の展示空間のテリトリーとして認識させることはできますが、

それはあくまで、展示づくりのベースです。

そこで終わりではなく、

その人形の背景が感じとれるような、演出をすべきなのです。

これを突き詰めていくと

なんだかインスタレーションみたいになってしまいそうです。

しかし、作品を展示し見てもらう際に、

公の中の1作品(パブリック)から、私とこの人形(プライベート)

に見る人を引き込む必要がある。と思うのです。

お迎えされる人形作品は、見る人をプライベートに引き込む力が強いとも言えます。

それができれば十二分に作品の魅力も伝わるし、

見てくれている人が、作家も気付かなかった作品の魅力を発見してくれます。

もう完全にプライベートな世界です。

人形ってそうある時に本質が見えてくるのではないでしょうか。。

 

 

うまくまとめきれていない感じもしますが、

長くなってきたので今回はこの辺で終わりにします。

拙い文章でしかもちょっと偉そうに書き綴ってしまいましたが、

(もっと文章力をつけなければ・・・。)

自分もまだまだ思うように展示できていません。

なんだかんだ考えつつ、精進していきます。


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