人形の耳の作り方

耳は顔の中でも、表情が出るところではないですし、

髪に隠れたりして目につきにくいパーツです。

しかし、だからといって手を抜いたりしてはいけません。

顔を作っていく過程で、耳が無くてもそれっぽく見えますが、

耳がつく事で顔が締まって見えてきます。

顔に説得力が増して、より人間らしくなるのです。

 

作り方は人それぞれだと思いますが、

顔に直接粘土を盛っていく方法だと、私の経験上、

左右の耳の形や位置が違ってしまい、やり直すことが多いです。

 

そこで、今回はできるだけ簡単にバランスのとれた耳が作れる方法を紹介します。

 

ear

 

まずは、顔に直接鉛筆で耳の位置と大きさを描きます。

だいたい耳の高さは目と同じくらい。

あごのラインの延長になります。

 

ear02

 

耳の大きさが決まったらそれをトレーシングペーパーに写します。

このときに耳のシルエットや凹凸を具体的に描いていきます。

イメージで描くのではなくて、人に見せてもらったり参考画像を用意しましょう。

うまく描けない場合は、

参考画像の大きさを調節して印刷したものをトレースしても良いと思います。

 

反対側の耳は、トレーシングペーパーを二つ折りにして

先に描いた片方の耳をトレースします。

これで、シンメトリーの耳が描けました。

 

ear00

 

いよいよ次は、造形です。

トレーシングペーパーの上に直接粘土を盛ってきます。

左右の厚みを揃えて、

鉛筆で描いたアウトラインに合うようにして耳のベースを作ります。

そのベースをスパチュラや耳かきなどで削ったり盛ったりして耳の凹凸を作ります。

 

一度に凹凸を作るのが難しい場合は、

出っ張っている凸の部分を先に盛って乾燥させて、

後から耳のベースを重ねて結合させると簡単に形ができます。

左右の耳の造形が完了したら、ここで一度乾燥させます。

 

ear04

 

次は、顔との接合準備です。

鉛筆で描いた位置を再度確認します。

付ける場所が確定したら、その部分を彫刻刀などで彫り、

柔らかい粘土を盛って平にしておきます。

耳には、耳を立たせる(角度をつける)ための粘土を盛っておきます。

 

それでは接合です。

お互いを水で濡らして軽くひっつく状態にして、

正面、上、下、後ろから見て左右のズレがないか確認してください。←ココが重要です。

ズレていても簡単に修正できると思います。

 

doll ear

 

位置が決まったら、

スパチュラなどで顔と耳の粘土を馴染ませて乾燥、固定させます。

完全に乾燥した後に、耳の凹凸や細かいところを修正したり、

ヤスリをかけて形を整えます。

 

これで耳の完成です!

 

 

耳の画像検索をしたり、

身近な人に耳を見せてもらったらよく分かると思いますが、

耳の形は人によって違います。

厳密には左右でも違います。

冒頭で手を抜くなと書きましたが、

多少、歪でも自分が耳らしい形だと思える造形ができたら、

参考画像とは違ってもそれで良し。だと思います。

 

直接粘土を盛って造形できる方には回りくどい方法ですが、

少しでも造形の参考になれば幸いです。

 

 

 

 


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