人形の設計図を書く

 球体間接人形の作り方①

人形のイメージをイラストにしたら、

次は、それをより現実的に作れるよう図面に落とし込みます。

しっかりと“ものづくり”をしようという時に

図面が無いという事はあり得ません。

人形を作るときも、図面は必要です。

型紙の作成に使ったり、

全体像の確認や、間接の位置、大きさ、ゴムを通す場所など

図面があることで得られる情報はとても多いです。

 

特に初めて人形を作るという方は、丁寧な図面を書くことをお勧めします。

 

 

用意するものは、

方眼紙、鉛筆、消しゴム、ボールペン、長めの定規、円定規です。

A2サイズの方眼紙で全長50㎝ぐらいの人形が等倍で書けます。

 

はじめに

頭の大きさを決めて、何頭身にするかを考えます。

頭身が決まったら、その頭の大きさを基準にボールペンで横に線を引いていきます。

体の軸になる縦の線もボールペンで書きます。

図面の基準となるガイドラインをボールペンで書く事で、

鉛筆で体のラインを書いたり消したりすることが楽になります。

 

draught06

 

今回は頭の大きさが約90㎜で、6頭身の人形にしようと思います。

年齢や性別で身体のプロポーションは変わってきますので、

美術解剖書や写真集などを見て、年齢に合った自然な比率を意識します。

あとは、自分の好みで腕や脚の長さを変えたりと調整します。

胸の位置、腰の高さ、各間接の位置など、

正面図と側面図の関係が崩れないように気をつけて下さい。

 

draught01

 

体が書けたら、円定規で間接の円を書いていきます。

このときに粘土の肉厚も考慮しましょう。

股関節など円定規より大きな円になるところはフリーハンドで構いません。

 

次に、ゴムの通る位置を把握します。

ゴムは全て書かなくても良いですが、

間接にゴム用の芯材を入れるため、その位置を書いておきます。

 

draught02

 

そうして、表情や髪を描いていき、

正面図と側面図の完成です。

完成した図面は、今後も同じサイズの人形を作る時に使えるので、

丁寧に書いてしっかり保管しておきましょう。

日付を入れておくのも良いと思います。

 

draught05

 

あと、最後に、

もう一つ図面の大切な役割があります。

それは、作っていく途中で、図面と制作物を照らし合わせて確認する事です。

造形作業に入ると作る事に夢中になって忘れがちですが、

自分の作りたい理想の人形に近づけるためには、

各工程の合間に図面やはじめに描いたイラストを見返すことが重要です。

 

 

 

 

 


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